2007年5月15日火曜日

日本での初の霊園

日本での初の霊園は1923年(大正12年)に開園した多磨霊園です。その公園形式の墓地は今までの墓地の暗く非衛生的なイメージを一新する、画期的なものでしした。そしてそれ以降に作られた霊園は、ほとんどが多磨霊園をモデルにしています。またある特定の宗教や宗旨、宗派にとらわれないで何方でも埋葬が可能なため、人気を得ました。
都道府県や市町村などの自治体が管理運営している霊園「公営霊園」と財団法人または宗教法人が事業の主体になる「民営霊園」があります。特徴として公営は費用は比較的に安く、民営は墓石などに自由度があります。最近のペットブームでペット用の霊園もあります。これはペットは人間用の墓地に埋葬できない為に作られました。
現代の霊園のスタイルは様々で郊外では公園墓地形式が主流で、都市部ではビル内の屋内霊園が主流になってきました。特に最近では小さいスペースにより多く埋蔵できる永代納骨のロッカー式納骨堂や自動倉庫式の納骨堂なども増えてきました。そして墓石等も必要とせずただ埋葬だけをしたいという方には合葬埋蔵がお薦めです。
高額と思われてきた霊園の価格も最近では様々です。公園墓地形式の霊園は永代使用料、墓石代、年間管理費の合算で依然、数百万単位になりますが、より面積の小さい屋内霊園は数十万から数百万です。ロッカー式納骨堂に至っては数十万で購入できます。合葬埋蔵になると数万円です。埋葬の考え方にもよりますが、何方でも霊園が購入できる時代になったと言っても過言ではないでしょう。

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