2007年5月7日月曜日

霊園とは広い土地に公園風に作られた共同墓地

霊園とは広い土地に公園風に作られた共同墓地のことで、日本で最初の霊園は1923年(大正12年)に開園した多磨霊園です。多磨霊園の登場により、今までの墓地の暗く非衛生的なイメージが一新され、公園の景観が人気を得ました。その後、公園墓地様式は地方都市へも広がっていきました。境内墓地と違い宗教や宗旨・宗派の制限がほとんどないのが大きな特徴です。
その霊園の運営は都道府県や市町村などの自治体が主体の公営と財団法人または宗教法人が事業の主体の民営があります。公営は比較的、費用が安く、民営は墓石などに自由度があることが大きな特徴です。最近はペットも埋葬したいというニーズに応え、ペット用の霊園もあります。
時代の急速な変化と共に霊園のスタイルも変貌しています。郊外中心の公園墓地形式から、最近では都市部でのビル内の屋内霊園が増えています。また永代納骨のロッカー式納骨堂や自動倉庫式の納骨堂などもあります。墓石等が必要でない方には合葬埋蔵というスタイルもあります。
最後に霊園の価格についてですが依然、公園墓地形式の霊園が高額で永代使用料、墓石代、年間管理費と合わせると数百万単位になります。それより比較的に面積の小さい屋内霊園は数十万から数百万、ロッカー式納骨堂には数十万です。合葬埋蔵に至っては数万円で購入できます。自分に合った予算と考え方で霊園も選べる時代になりました。

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